恐ろしく便利になったe-taxスマホ版!【68】

予想を裏切るスマホ版の進化

令和元年分からスマホ版が大きく改善させると聞いていましたが、内心はまったく期待していませんでした(^_^;)

デスクトップ版(ダウンロード版)e-taxに煮え湯を飲まされ・・・、多少マシになったとはいえweb版もいまいち使い勝手が悪く・・・。

今度はこの画面の小さいスマホで同じ過ちを・・・!
なんて思ってしまうのも仕方がないことですよね?

職業上まったく使い方が分からないというのも問題なので、しぶしぶスマホ版のサイトへ行ってみることに。

スマホ版のターゲットは二カ所給与がある方や年金受給者の医療費控除らしいので、
・給与一カ所
・厚生労働省の公的年金一カ所
・パートの配偶者あり
・医療費控除あり

という設定で入力開始。

・・・すごい!
質問に回答する形式で、さくさく進むではないですか!

これだけさくさく進むのは、インターフェース(入力画面)のデザインが優れているせいですかね?

これまで、行政が用意するwebの入力の画面って、分かっている人以外は何をすれば良いのかさっぱり分からない無機質な感じのものが多かったのですが、今回は違います。

次に何をすれば良いのかが「なんとなく直感で」分かり、操作もスムーズに行えます。
この、なんとなく直感で分かる、というのが重要ですよね(^_^)

初めてiPhoneを触ったとき、マニュアルなんて読まなくても、なんとなく操作できましたよね?
いちいちマニュアルを読みながらじゃないと使えないサイトなんて、ハードルが高すぎて全然使われないでしょう。
その点このスマホ版は良くできていますね〜。

電車の移動中に入力完了!

電車での移動中に試したのですが、大体10分程度で入力は完了。
入力後はPDFで保存・表示ができますので、前年の申告書と比較して抜けている項目がないかチェックできます。

今年も逆瀬川アピアの宝塚会場で令和元年分の確定申告相談会に従事したのですが、そこに新たに設けられた「スマホコーナー」!
いったいどれくらいの方が訪れるのかと疑問でしたが、「さっそくチャレンジしてみよう!」という方は予想よりも多かったように思います。
上記のようにスマホ版の操作性が良かったので、来年からスマホで申告される方はさらに増えそうですね?

ご存知のとおり、新型コロナウイルスの影響で確定申告の期限が3月16日から4月16日に延長されました。
(2020年4月6日、さらに柔軟な対応で4月17日以降も申告等を受け付ける旨が公表されています。詳しくは国税庁HP:4月17日(金)以降の申告・納付の対応について、をご覧ください)

これは税務署へ多くの方が一時期に集まることを避け、感染拡大を防止するためなのですが、スマホ版で確定申告ができれば税務署へ行くことも避けることができます。

また、新型コロナウイルスだけでなく、毎年のインフルエンザなどに感染するリスクも避けることができますね(^_^)

二種類あるスマホ版からの申告方法

スマホ版から電子申告を行う場合は「マイナンバーカードを利用する方法」と「ID・パスワード方式」の二種類があります。

国税庁HP:マイナンバーカード方式で申告するための準備
国税庁HP:ID・パスワード方式で申告するための準備

「マイナンバーカードを利用する方法」はマイナンバーカード(通知カードではなく、顔写真が付いたプラスチックのカードですよ!)とスマホへのアプリのダウンロード、そして初期設定が必要です。
(※マイナンバーカード非対応のスマホの場合は、カードリーダライターが必要なようです)

なんでもそうですが、この初期設定が面倒なんですよね・・・(^_^;)
でも、初期設定さえ終われば次回から楽になりますよ!

「ID・パスワード方式」の場合は、事前に税務署へ出向いてIDとパスワードを発行してもらう必要があります。
感染防止のことを考えると、税務署へ出向くID・パスワード方式は避けた方が良いでしょうね。

また、紙で提出する場合は、最近のプリンターはスマホから直接データを受信して印刷する機能が付いているものもあります。
自宅のプリンターで印刷するのも良いですし、近所のコンビニのコピー機で印刷するのもありです。

やってみれば新しい発見があるかもしれません!

今回の新型コロナウイルスの件もありますが、今後税務署や役所への申告・申請はますます電子化が進むはずです。

慣れ親しんだ紙での提出を続けたい気持ちもあるでしょうが、この電子化の流れにのって一度スマホやパソコンでの電子申告を試してみてください。

「意外とできる!」「予想以上に楽!」そんな発見があるかもしれませんよ。

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