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弥生クラウドが不安定・・・【64】

普段はまったくラグビーを観ることがなく、ラグビーといえば「スクールウォーズ」で得た知識しかない私ですが、昨日のラグビーワールドカップ<スコットランド戦>は楽しませてもらいました(^_^)

楽しむ、というより最後の15分間は緊張の連続!
手に汗握る戦いとはまさにこのことです。

今回の日本チーム<ブレイブブロッサムズ>の活躍で、私のようにラグビーに関心を持った人も増えたと思います!
そう考えると、彼らの活躍は勝利以上のものを日本にもたらせたといえますね!
南アフリカ戦も期待です!!

弥生ドライブの不安定化・・・

さて、本日は祝日ですが事務所で作業を行っております。

例年、10月はそれほど忙しくない時期なのですが、今年はありがたいことにスポットの仕事をいくつかいただいたので、少しでも作業を進めることにしました。
入力用のエクセル作成はパートさんへ依頼しているので、それ以外の作業にとりかかります。

植田会計事務所ではご存じのとおり、弥生会計をメインに使用しております。
データももちろん弥生のクラウドシステムである「弥生クラウド」に保存しているのですが、これが最近不安定なんですよね~。

本日も作業していると弥生クラウドにデータがなかなか送信できません・・・。
稼働状況を調べてみると・・・↓

「現在、弥生ドライブへの接続が不安定な状態のため、調査中です」

勘弁してよ~(^_^;)
これじゃあ何のために出勤しているのだか・・・?

ちなみに、弥生のサービス稼働状況は次のページで確認できます。
弥生公式HP:サービス稼働状況

しょうがないので送信のキャンセルを行いますが、このまま↓固まってしまい、

送信もできないし、送信のキャンセルもできないという状態に・・・(-_-;)オイオイ

最近、弥生ドライブの反応がおかしい?

上記の問題はタスクマネージャから弥生ドライブを強制終了することで解決しましたが、問題は弥生ドライブの反応が最近おかしいことです。
(注:強制終了しましたが、再起動に失敗したのでセーフモードで起動→再起動→エラーチェックまでしておきました。再起動の失敗は弥生ドライブに関係しているか不明ですが・・・)

弥生会計のデータファイルを弥生クラウド上に上げている場合、起動時はクラウド上のファイルを直接開き、終了時はデータがクラウドへ送信されて終了します。
ところが最近、終了時のデータ送信が頻繁に失敗するのです。
キャプチャを撮り忘れたのですが、確か「混雑しているので送信できません!」という理由だったはずです。

再度送信すれば正常に終了するのですが、なんか怪しいなあ~?と思っていたところに今回のような不安定化という事態・・・。

これは困りますね~。
会計事務所にとって、会計データというのは絶対に守らなければならない財産にあたります。
というのも、会計データは会計事務所だけの財産ではなく、「お客様からご依頼を受けて入力したお客様の財産」または「税務申告書を作成するためにお客様が入力したデータをお預りしているお客様の財産」だからです。

その会計データを保存している場所が不安定というのは本当に困ります(-_-;)
繰越処理の際の問題さえなければ天下のグーグル様に預かってもらうこともできるのですが・・・。

やっぱり弥生だが、「職人」の魂を失わないでいられるか?

「会計は弥生」「データ保管はグーグル」なんてややこしいことはできませんので、現実的には弥生に「弥生クラウドの増強と安定化」をお願いしなければなりません。

でも、当の弥生にその辺の使命感や危機感があるのでしょうか?
弥生の事業ビジョンに「事業コンシェルジュ」というものがあります。
これは事業領域をこれまでの「会計」とそれに関連する「給与」「販売」といった「業務の支援」から「事業の支援」に拡げようというものです。

事業の支援として猛プッシュしているのが子会社であるアルトアが行っている「アルトアオンライン融資サービス」です。
弥生会計で処理された会計データから融資を実行するという商工ローン(最近はビジネスローンという?)です。
金利は高めですが、会計データのみで査定を行い、担保・保証人不要、最短即日で融資が実行されることを考えれば妥当ではないでしょうか。

それは良いのですが、そういった新たな事業支援に注力し過ぎて、柱である会計サービスがおろそかになるのではないかと心配しています。

弥生会計がなぜこれほどまで会計事務所に支持されてきたのか。
それは、会計事務所の要望を「上手く」くみ取った改良を積み重ねてきたからです。
入力のしやすさ、試算表から元帳、伝票へのドリルダウンのしやすさなど、プロから見て非常に良く出来た会計ソフトであることは間違いありません

会計事務所で働く人たちは気難しい「職人」気質の方たちが多いように感じます。
そんな職人たちの支持を得た弥生会計もまた「職人」気質を持ったすばらしい会計ソフトだと思いますが、最近の弥生を見ていると「本業に手が回っていないのでは?」と思わせる場面がちらほら・・・。

もし新規事業の拡大でリソースが不足しているなら「弥生の本業は何か」ということを思い出して欲しいですね。
弥生が会計に対する「職人」の魂を忘れてしまったら、他の会計ソフトとの差が無くなってしまうので・・・(^_^;)

個人的には半年後くらいに
「改元や消費税の増税対応もあったので弥生も忙しかったようです!」
「一時的な現象でしたね!」
などと感想を書いている気がするのですがね~(^_^;)

小規模企業はどの軽減税率対応POSレジを使えばいいのか?【61】

とうとう消費税の増税に伴う軽減税率の実施まであとわずかです!
飲食店など、軽減税率が適用される業種を営まれる方は特に準備が必要ですよね。
中でも「レジ」の準備について悩まれている方が多いのではないでしょうか?
「補助金が出るうちに新しいレジに変えた方が良いのか・・・?」
「最近タブレットを使ったレジが増えているようだけど、ウチでも使えるのかな?」
植田会計事務所でも、お客様へご提案するタブレット型POSレジについて調べてまいりました。


やってきました大阪が誇る?梅田スカイビル
改めて思いますが、デカいですね〜。
周囲に高層ビルが密集していないので、余計にデカく感じます。

今日は弥生のPAPカンファレンス(弥生と契約する会計事務所向けの発表会?の様なもの)に参加するために大阪へ出てきました。
目的は、目前に迫った消費税の「増税」により実施される「軽減税率」に対応するレジを調べるためです。
「せっかくだからタブレット型のPOSレジで会計と連動させたいな~」などと思っていると、弥生からカンファレンスでPOSレジメーカーがブースを出すというタイムリーな案内が届きました(^_^)

少し前まで「衆議院を解散して消費税増税を再々延期」などというニュースが見受けられたためなかなか踏ん切りがつかなかったけど、もう増税は確定(?)したようなものなので覚悟を決め、対策へ動き始めました!

デジタル化の流れが明確になりました

カンファレンスではまず弥生の岡本社長から、弥生の「今」と「その先」、弥生が考えるこれからの「流れ」についてのお話しがありました。
中でも海外事例の紹介は、申告資料のデジタル化により「あれ?税理士不要になるんじゃないの?」と考えさせられるものばかり・・・。
「デジタル化の流れは明確に存在するが、焦る必要はない」とはいうものの、デジタル化への対応は早めにしておかないと手遅れになりそうです(-_-;)
というわけで、やはりレジもデジタル化に対応できるものを選択しておいた方が良いでしょう。

タブレット型POSレジを実際に操作してみました

さて、休憩時間中に今回の目的であるレジブースへ。
お目当ては「Airレジ」「スマレジ」です(というか他には「ユビレジ」くらいしかタブレット型POSレジを知りません・・・)。

どちらも実際に操作させていただきました。
いや〜さすがですねー。
非常に「視覚的に」分かりやすい作りになっているので、説明を聞かなくても大体の操作方法は分かります

ただ、無言で操作するのも気持ち悪いので「これを押せば良いのですか?」「商品登録はタブレットからも行えるの?」などと確認しながらポチポチ画面をタッチします。
どちらもiPadを使用しているので、操作感は非常にスムーズです。
なお、iPad以外のタブレットは使用できないとのこと。
なんででしょうね?

ちなみに「Uレジ」も操作してみました。
今まで知らなかったのですが、「U」は有線放送で有名な「USEN」のUだったんですね!
POSレジメーカーの紹介で初めて知りました・・・(^_^;)

「このレジを導入する場合、何を用意すれば良いのですか?」
「インターネットができる環境なら、iPadとキャッシュドロア、レシートプリンタがあればすぐにでも始められます。費用は大体10万円くらいです」
ここで「安い!」と言いたいところですが、小規模企業では10万円なんて大金ですよね~?
もっと安くならんのか?

Airレジの月額無料が目立つが・・・?

また、月々の費用を比較すると、
・Airレジは無料
・スマレジが0円、4,000円~12,000円と5つのプランを用意
・Uレジは不明
となります。

Airレジ無料って・・・。
カード決済やQR決済の手数料もあるんでしょうが、大手(会社名に「リクルート」って付いてますからね・・・)の資本力を活かし、まずはシェア拡大を狙っているのでしょうかね?

お客様へレジの案内をしなければならないのですが、3つのレジを操作した感触では、どれも大きな違いはありません。
導入費用や消耗品にもあまり違いが無さそうなので、このままだと皆さまAirレジで決まりそうな予感が・・・

補助金の申請サポートなど、もう少し調べてからお客様へご提案させていただこうと考えています。

 

53 スマート取引取り込みは自作のファイルだとエラーが出やすい

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

寒いですね・・・(-_-;)
私は寒い冬が大の苦手です。
今年の夏は猛暑でしたが、それでも寒い冬よりはマシなくらいです。
朝は熱いコーヒーが欠かせません・・・。

それはともかく、植田会計事務所は年末にかけて、税務調査や融資、不動産取引、事業計画など様々な案件で動いておりました。
そんな中、日々の作業を助けてくれたのは、まいどおなじみ!弥生のスマート取引取込です。

エクセルから仕訳を計上するスマート取引取込

弥生のスマート取引取込、使っていますか?
便利ですよねー。
植田会計事務所では、もはや無くてはならない機能といっても良いでしょう。
最近は取引を弥生会計へ直接入力せず、エクセルで入出金の表を作成して取り込む方が効率が良いのではないか?などと思っています。
というのも、エクセルならまず日付のみ入力、次に入力のみ、次に出金、そして摘要・・・といった具合に、取引を「部分ごと」に作ることができます
また、摘要も何度も出てくるものは該当する日付にコピぺすれば一瞬です。
パートさんに入力を依頼する場合も、弥生会計なら簿記の知識が必要ですが、エクセルなら特に必要とならないことも利点の一つです。

唯一手間がかかる点は、取り込み確定前の確認作業ですが、これも1〜2カ月分を先行して取り込ませて学習させた後ならば、それほど修正をせずに取り込むことができます。
パートさんに入力してもらった場合は、いずれにせよチェックする必要があるため、この確認作業を入力内容のチェックに充てています。

取込エラーの原因を明示して欲しいのだが・・・

使い勝手の良いスマート取引取込ですが、まだまだ改良の余地があります。
銀行口座からダウンロードしたファイルなら問題ないのですが、お客様が作成したものや自作のファイルを取り込もうとしてエラーが発生した場合、どこに問題があるのか明示されないというのは困ります。
まあ、原因はたいてい「金額に¥マークが入っている」「金額が0(ゼロ)の取引がある」「そもそも金額が入っていなかった」のどれかなんですけどね(^_^;)

ちなみに金額に¥マークが入っているときは、金額の列を選択してから「セルの書式設定」→「金額」で¥を付けないように選択しましょう。
また、金額が0の取引をどうしても取り込みたいときは、取込時だけ0の代わりに1を入力し、取込後、金額1の取引を検索で抽出、手作業で0に戻すと良いでしょう。

スマート取引取込は試してみる価値がありますよ!

改良の余地があるスマート取引取込ですが、それでも便利な機能であることには変わりがありません。
「取引数が多くて困っている」という方は、エクセルで取引を一気に作成し、スマート取引取込で仕訳を計上できないか試してみることをおすすめします。

弥生のクラウド会計ソフトは人気がない?

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

とてつもなく暑い日が続いています。
台風が通り過ぎて少し涼しくなったかな~、と思ったらまた暑くなってきました!
植田会計事務所は2階建ての建物の2階にあり、屋根が平屋根のため、毎年夏は凄まじく暑くなります。

午前中外出して戻ってくると・・・
何と41度!

プリンタも突然冷却を開始して使えなくなる有様です。

こんな表示が出るなんて知りませんでした(^_^;)

開業当初の8月はまだエアコンがついておらず、汗だくで仕事をしていました。
お祝いでいただいた観葉植物もあっという間に枯れてしまいました。
申し訳ございません・・・。

弥生のクラウドシリーズって誰が使っているの?

さて本題です。
皆さんがこの記事にたどり着かれたということは、きっとクラウド会計に興味があってのことだと思います。
今やクラウド会計も色んな種類が出ていますからね〜。
各社のソフトを比較検討されているのではないですか?

植田会計事務所で使用するソフトは弥生シリーズの会計ソフトです。
植田会計事務所の経理もやよいの青色申告オンラインですし、お客様にも弥生シリーズを勧めています。
なので、私も弥生の評判については気になるところ。
時々ネットで弥生の評判を調べようとするのですが・・・、弥生について書かれているブログがほとんどない!(^_^;)

たいていfreeeマネーフォワードですね・・・。

たまに弥生について言及していても「老舗の弥生」とか「インストール型でトップ」など、クラウドについての評価が少ないように感じます。

じゃあ弥生のクラウド会計のシェアが低いのかというとそうでもなく、2018年3月のMM総研リサーチではシェア55.4%と2位のマネーフォワード21.1%を大きく引き離してトップとなっています。
MM総研:クラウド会計ソフトの利用状況調査(2018年3月末)

それなら弥生に関するブログが多くても良いような気がしますが・・・?

弥生はおっさんクラウド・・・?

ここからは私の勝手な予想です。

同じMM総研のリサーチでは他に「現在クラウド会計ソフト利用していないが、今後は利用を検討している個人事業主」という利用予備軍についも述べられています。

利用予備軍の内訳は、事業継続年数が2年未満だと52.1%、2年以上5年未満だと43.7%、5年以上20年未満だと34.7%、20年以上だと32.7%という結果でした。

一般的には「事業継続年数が長い個人事業主=年齢層高め」となるはずなので、上記の結果は要するに「若い人ほどクラウド会計に積極的」ということです。

現在のクラウド会計ソフト利用者の事業継続年数までは触れられていませんが、おそらく同じような結果になるはずです。

で、ブログ執筆者の年齢層が分かるデータは見つかりませんでしたが、こんなデータは見つかりました。
総務省:平成29年度版|情報通信白書|SNSがスマホ利用の中心に

やはり若い人ほどSNSを利用していますね。

「SNSの利用頻度が高い人ほどブログを書いている」と仮定すると、「若い人はクラウド会計に積極的→ブログによく出てくるクラウド会計ソフト→若い人が利用するソフト」となり、「ブログにあまり出てこないクラウド会計ソフト→利用する年齢層はブログをあまり書かないため→おっさんが利用するソフト」と読めてしまいます。

ひどい分析ですね~。
大学院の恩師に怒られそうです。
が、弥生=おっさんクラウドでたぶん合っていると思います!(^_^;)

だって、税理士って弥生会計大好きですから!(注:個人の感想です)
そして、税理士って半分超が60歳以上の高齢化業界ですから!

インストール版の弥生会計大好きなおっさん税理士が、そのままの流れで弥生のクラウドソフトを使っている・・・、というのが実状じゃないですかね?

それでも選ぶなら弥生ですね!

じゃあやっぱりfreeeやマネーフォワードを使った方がいいのか?というとそうでもありません。

なんといっても弥生のクラウド会計のシェアは50%を超えているのです。
シェアが高いという安定感は、ソフトを選択する上でかなり重要な指標となるはずです。

また、事業が成長すると、きっと税理士を必要とする場面に遭遇することになります。
そんなとき、多くの税理士が慣れ親しむ弥生のクラウド会計ソフトを利用していると、スムーズにやり取りが行えます

上記のような理由により、クラウド会計を選ぶなら、私は弥生のクラウドをお勧めするのです。

ま、もう少し弥生が利用者の意見を取り入れてクラウド会計の操作性や機能が向上すれば、自然と若い人たちも弥生を使い始めると思います。
弥生には期待しているので、頑張ってほしいものですね。

弥生会計のスマート取引取込がアップデート!

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

とうとう梅雨の季節となり、過ごしにくい日が続きますね。

そんな6月は毎年事務所にとって繁忙期なのですが、今年は特に様々なご依頼をいただいたのと、プライベートの用事も相まって、休む暇もなくあっという間に月末となりました。

休む間はありませんでしたが、こうしてご依頼いただくのは税理士としてうれしい限りです
皆様、ご依頼いただき誠にありがとうございます!

そして、言い訳になるのですが、そのためにブログの投稿が今日までまったくできませんでした!
記事はちょこちょこ作成していたのですが、公開できるところまでいかなかったのです。

いや~本当に毎日更新している方は凄い。
尊敬に値します・・・。

弥生のスマート取引取込がアップデートされました!
※2018.7.5 一部分かりにくかった箇所の説明を追加しております。

さて、肝心の弥生のスマート取引取込についてです。
アップデートの中身はいくつかありますが、個人的には【2】にある
摘要編集が可能となり仕訳ルールとして登録可能
に期待です!

カタカナの元帳からは卒業

さて、まずはサンプルデータがないと試せないので適当に次のようなデータをエクセルで作成し、CSV形式で保存します。

そしてこのファイルをポンと読み込ませると、あっという間に仕訳を登録する準備ができました。

言うまでもなく、銀行取引のデータでは、摘要は全てカタカナで表示されます。
最初は「カタカナでもいいかな〜」などと思っていましたが、取引件数が多いとカタカナは見えにくいんですよね・・・。

また、「カブシキガイシヤ カ」とか「イツパンシヤダンホウジンセン」など、常に相手先名が分からない取引も散見されます(^_^;

そこで今回の新機能「摘要編集」です。

よく出てくる相手先名などは漢字に直して、対応する科目も選んでやります。


そしてその取引のチェックを入れ、

「選択された取引の操作を行う」から「仕訳ルールとして登録する」をクリックすると・・・、

同じ相手先の取引が一気に変わりました!


ちゃんと貸借(ここでは入金と出金)で判断してくれるので、同じ相手先名でも「入金なら雑収入」「支払いなら租税公課」などと使い分けられます。


摘要を登録してやると、後から取引を確認する際、ぐっと見やすくなります。
ぜひ使いやすくなったスマート取引取込を試してみてください!

会計事務所が行っている領収書の入力と整理方法

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

最近記帳代行の仕事量が増えてきています。
自動仕訳やスマホ経理を推進する会計事務所なのに記帳代行が増えているのはどうなんだろうと思いますが、まだまだ記帳代行のニーズがあることも確かなのです。

そこで、今回は記帳作業の中でも領収書を「できるだけ」「なるべく」楽に入力するため、植田会計事務所で私が行っている手法をお伝えします。
よくある手法ばかりかも知れませんが、そこはご容赦ください。

なお、使用する会計ソフトは弥生会計またはやよいの青色申告を前提としてお話しします。

①領収書は月ごとに分ける

まず領収書は月ごとに分けます。
店の名前や内容は見ません。
機械的に日付だけを見て、1月の領収書、2月の領収書・・・と分けていきましょう。

このとき請求書も同様に分けて、その請求書と対応する領収書があればホチキスで留めてしまいます。
請求書と領収書の月が異なる場合は、とりあえず領収書の月に分けておきます。

②領収書は科目ごとに分ける

領収書を月ごとに分けたら、領収書を次は科目ごとに分けます。

あまり細かく分ける必要はありません。
悩むものは雑費にしておくと後でチェックしやすくなります。

③同じ店の領収書を集め、名前などはソフトに登録しておく

同じ店の領収書が度々出てくる場合は、その店ごとに集めておきます。
そして摘要辞書にその店の名前を登録しておけば、その店の取引を入力する際は日付と金額を変えるだけで良くなります。

また、店の名前だけでなく「ガソリン代」や「駐車場代」など、内容を辞書に登録しておいても便利です。

※サーチキーはなるべく数字アルファベットに設定して、呼び出し時間を短縮しています。

④重要性の低い領収書は合計額で入力する

「重要性が低い」の判断が難しいかも知れませんが、日付や金額、店の名前を個別に入力する必要がないものがこれにあたります。

たとえば時間貸し駐車場の「○○パーキング」という名称はあまり重要ではありません。
また、金額も一回の利用が数百円程度です。

このような領収書はまとめてホチキスで留めて、電卓で出した合計額をメモします。
そしてその合計額を月末の日付で入力します。
実際の日付は使用しません。

※複数の領収書を月末にまとめて入力しています。なお、領収書はワザとそろえないでホチキスで留めるとめくりやすくなりますよ。
※画像は投稿用に作成したものです。

この「重要性が低いものはまとめる」は領収書以外にも応用がききます。

通帳を見れば相手先が分かる売上入金が多いなら、合計額を月末に計上しても良いでしょう。
合計額の根拠資料としては通帳を保管しておきます。

ただし、あくまでも「重要性が低いもの」を対象としているため、一件の金額が大きい場合はこのような方法は取りません。
回収状況がチェックできなくなるためです。

⑤保管はクリアファイルで行う

領収書は大きさや形状かバラバラなので、封筒に保管する場合は折る必要があるときもしばしば・・・。
そうなると資料としての厚みが増してしまいます。
なるべく厚みを薄くした方が保管スペースを節約できるので、領収書や請求書は折らずにクリアファイルに入れて保管しましょう。

以上です。
参考にしてみてください!

やよいの給与明細はスマホから登録できるの?

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

今回はスマホから「やよいの給与明細オンライン」にログインして、給与を登録できるかやってみましょう。

注)「やよいの青色申告オンライン」のときも同様ですが、基本的に「やよいの給与明細オンライン」はスマホに対応しておりません

対応していないことを理解しつつ、無理やりスマホで操作することを試す投稿なので、そこらへんはご承知ください。

まずはスマホから弥生の「マイポータル」へ行き、IDとパスワードを入力してログインします。
なぜかこの製品選択画面まではモバイル対応なんですよね・・・(謎)。


やはり製品を起動すると「OSが対応していない」との警告が出ますが、承知の上なので無視します。
このままだと操作しにくいので、「メインメニュー」は左△のボタンを押して隠してしまいましょう。


なお、パスワードについても警告が出ていますが最近「頻繁にパスワードを変更することはむしろ安全でない」という新聞記事も出ていたので、こちらも無視して進めています。

見やすくしてから、作成する給与明細の支給日などが間違いないか確認して下へスクロールします。

「勤怠や支給額の入力に進む」をクリック。
その下の「新規作成する明細書に前月の明細書情報をコピー」は会社次第ですが、私の感想としては基本的にチェックを入れることが多いように感じます。

「やよいの給与明細オンライン」では下記のように、社会保険料率の改定があった場合、自動的に対応してくれます。
これがオンライン版を選ぶことによるメリットですね。
「OK」をクリックして進みましょう。

各都道府県の保険料額表と比べてみると、ちゃんと金額が一致しています。



ここまでは、画面に収まらないので操作しにくいですが特に問題なく進めます
入力ができたら「明細一覧で確認する」をクリックします。

明細で確認すると「右側が当月分」、「左側に前月分」が表示されます。

次に進むと「明細書をダウンロード」があります。
ここでのダウンロードは「ZIP形式」のみとなっているので、解凍ソフトを入れておかないと見ることができません。

PDF形式で保管したい場合は、登録後、メインメニューの「明細一覧」→「明細一覧をダウンロード」を選択すると可能です。
注)その下の「明細書(PDFファイル)をダウンロード」はZIP形式でのダウンロードとなります。

これでスマホから操作する「やよいの給与明細オンライン」は以上ですが、思ったよりも操作できたような気がします

同じオンラインでも「やよいの青色申告オンライン」では、「なぜかスクロールできない部分」や「最初に表示された部分以外が表示されない現象」があるので、今回の「やよいの給与明細オンライン」のような入力は難しいですね。

またまたさらなる改善・改良を弥生の開発チームに期待しつつ終わります。

【画像多数】エクセルの帳簿をやよいの青色申告オンラインに取り込んでみましょう!

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

今回は画像をたくさん使って、帳簿を会計ソフトに取り込む方法をお伝えします。現金出納帳や預金出納帳をエクセルで作成されている方は多いと思います。
「やよいの青色申告オンライン」なら、そのエクセルで作成した帳簿から取引を簡単に取り込むことが可能です。

取り込みたいファイルを「CSV」形式で保存します

まず、図のような現金出納帳があったとします。
最低限必要な項目は「日付」「入金」「出金」「摘要」です。

これを取り込みたい場合は一旦CSV形式で保存します。
「ファイル」→「名前を付けて保存」から「ファイルの種類」で「CSV」を選択しましょう。

いろいろメッセージが出ますが、とにかく「OK」を選択してCSV形式で保存します。

保存できました。

やよいの青色申告オンラインに取引の取り込み方法を指定します

保存できたらやよいの青色申告オンラインのメニューから「入出金明細ファイル取込」を選択して、さきほどのCSVファイルを指定の場所へドロップします。

こんな画面が出てきます。

やよいの青色申告オンラインにどれが「日付」「入金」「出金」「摘要」か指定してあげましょう。
指定するときは「▼」をクリックします。(下図の青丸)

なお、入金と出金は1列にまとめても大丈夫ですが、出金には「-(マイナス)」の符号を付けてきましょう。

「日付」は「〇月〇日」の形式で入力されている場合は「日付(年月日)」を選びます。
また、取り込みを何行目から行うかも指定しなければなりません。

1行目は項目が並んでいるだけなので不要です。
2行目は前月繰越なのでこちらも不要です。
なので「3行目」から取り込むよう指定しましょう。(下図の赤丸参照)

次にこのファイルは何の科目の取引なのか指定します。
補助科目は預金出納帳を取り込む場合などは必要でしょうが、現金出納帳の場合は重要ではないので私は指定していません。

1~2の設定ができると、表示している状態で取り込んでも良いか聞かれます。
実際の帳簿で何百行取引があっても、画面では5行分の取引しか表示されません。

「取込を実行する」をクリックすると画面が変わり取り込みが開始されます。
しばらく何の取引も表示されないので失敗したのかと不安になりますが、下図赤丸の点灯が止まるまで数秒待ちましょう。

表示が下図赤丸のように変わったら、更新をクリックします。(下図青丸)

取り込んだ結果が出てきますが、まだ確定ではありません。
取り込みを行うと、現金取引の「相手勘定」を弥生側が自動で推定してきます。

取り込みができたら後は確認し、必要な箇所を修正するだけ


相手勘定は摘要欄で判断しているようですが、上図の4/2の正しい相手勘定は「買掛金」なので手動で修正します。

修正は勘定科目の「▼」を押して正しい勘定科目を選択して行います。

確認・修正ができた取引は、右側の「取引の登録」から「する」を選択します。
なお、修正を行った取引は自動的に「する」が選択されます。

取引が多い場合は一つ一つ選択すると手間なので、左側の「全選択」をクリックしてから「選択された取引の操作を行う」→「取引の登録を「する」に変更する」を選択すると、表示されたすべての取引を「する」に選択できます。

そして画面一番下の「表示されているすべての取引を確定する」をクリックします。

すぐに取引の登録は完了します。

注意点3つとまとめ

注意点としては、3つあります。

一つ目は、取り込んだ取引の日付がデフォルトでは「直近が先頭」となることです。
つまり、1~31日まで毎日取引がある場合、上から31~1日の順番で表示されるのです。

あまり影響がないところではありますが、なんとなく落ち着かないという方は取り込んだ画面の「日付」をクリックしてください。
日付の順番を逆転させることができます。

二つ目は、取引が150件を超える場合、ファイルの取り込みでは1度にすべての取引を取り込めますが、やよいの青色申告オンラインに1度に登録できる取引は150件までとなることです。

この場合、まず150件分登録を行い、その後改めて最初の手順であるメニューの「スマート取引取込」→「未確定の取引」を開くと、まだ登録されていない残りの取引が表示されるので、引き続き登録の作業を行う必要があります。

三つ目は、ファイルを取り込む時間が通常よりも長くかかる場合があることです。

スマート取引取込は取り込むファイルの内容を一度弥生へ送信し、弥生側で科目の推定などの処理が終わったものが送り返されてくる仕組みです。

弥生側での処理が混み合った場合、なかなかデータが返ってきません。
2018年でいうと、確定申告の期間中はやはり混み合っていたようです。

混雑時を避けることも重要ですが、あまりデータをまとめ過ぎず、1カ月ごとなどこまめな処理を心がけましょう。

テキストベースだと煩雑に見えますが、1度やり方さえ覚えれば取引が数百件あっても5分程度で登録できることがスマート取引取込の魅力です。
「取引の入力に使う時間がもったいない」と思われる方はぜひお試しください。

従業員が5人前後の事業では「やよいの給与明細」が使いやすい

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

重要なのに敬遠されがちな給与計算

従業員を雇われた経営者にとって、給与計算は間違えることのできない繊細な事務であるにもかかわらず、税金や社会保険の知識が必要となるため、本業の後回しにされやすい厄介な存在でもあります。

従業員が家族だけなら適当な計算でも文句が出たときに対応すれば良いかもしれません。
しかし、その感覚のまま家族外の人を従業員として雇い、給与を計算してしまうと大きなトラブルに発展することがあります。

また、従業員としては自分の会社に「家族手当」や「住宅手当」などが用意されており、長く働ける場所であるか気になるところです。
しかし、規模の小さな企業では、こうした手当の有無は経営者の頭の中のみに存在することも多々あり、直接質問しづらい環境となっています。

給与ソフトは設定が最大の難関

そこで活用したいのが「給与ソフト」です。
給与ソフトを使用すれば、計算を間違えることはまずありません。
また、給与明細に「家族手当」や「住宅手当」などの項目をあらかじめ印字しておけば「あなたの将来のことまで考えていますよ」という従業員へのメッセージにもなります。
(印字しているのに支給するつもりはないなら逆効果になりますが・・・)

便利な給与ソフトですが、やはり最初の設定でつまずく人が多いのも事実です。
社会保険や税金の知識を必要とする設定がありますからね・・・。

難しい作業は専門家に任すべき

そこで、植田会計事務所では給与ソフトの設定などは会計事務所へ任せてしまうことをお勧めします!
最初の設定さえできれば、後は月々の支給額を入れるだけなのでそこは会計事務所に頼る必要がありません。
また、年一回の大イベント「年末調整」も会計事務所へ任せてしまいましょう。
従業員の還付額にかかわることですし、扶養控除申告書のチェックや源泉徴収票の発行もきちんと行ってもらえるはずです。

「やよいの給与明細オンライン」は少人数の給与計算に力を発揮する

それではどんな給与ソフトがあるのでしょうか?
お勧めは弥生株式会社の「やよいの給与明細オンライン」です。
シンプルな画面で使いやすく、社会保険の料率改定があっても自動でアップデートされます。
また、気になる料金も最初の2カ月が無料で、その後は月450円又は月1,200円でご利用いただけます。
ただし年末調整の機能はないので、そこは会計事務所へご依頼ください。

なお、植田会計事務所にご依頼いただいた場合、無料の期間が14カ月となりますので、とりあえず14カ月試してみてはいかがでしょうか?
14カ月後に継続されなくても解約金等は一切発生しません。
前回の年末調整でしんどい思いをされた方は、ぜひ一度「やよいの給与明細オンライン」をお試しください。

やよいの青色申告オンラインで残高が翌年に反映されず焦る・・・

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

やよいの青色申告オンラインで残高が合わない!

昨年、2017年の途中から事務所の経理を全て「やよいの青色申告オンライン」に移行している植田会計事務所です。
2018年も同様にスマホからの経理を行い、先日久しぶりにPCからログインして1月分の不足仕訳を入力しようとしました。

が、ここで問題発生!
「残高がまったく合っていない・・・?」
どこで入力を間違えたのか調べようとしたとき、前年からの繰越残高がおかしいことに気付きます。
そう、年末の現金や預金、売掛金の残高が反映されていないのです!

前年からの残高を反映するには弥生のアップデートを待たなければならない

弥生会計PC版の場合、年度を更新すると自動的に残高が翌年に反映されます。
その後、前年の取引を訂正・追加・削除した場合でも「次年度更新」を選択すれば、訂正等した後の残高が翌年に反映されるのです。

そのため、私はPC版と同じような感覚で2017年分の入力を終え、2018年分を入力していたのです。
しかし、やよいの青色申告オンラインでは、残高を翌年に反映させるには2017年の「確定申告」の処理を終わらせなければならないのです。

こういう場合は「とりあえず」確定申告の処理を適当に終わらせて残高を2018年に反映させ、後から正確な確定申告の処理を行う方が効率的です。

ところがここでも罠(?)が!
2018年1月末の時点では、まだ弥生側で2017年分確定申告の準備ができておらず、とりあえずの確定申告すらできないのです!
弥生からは、1月下旬に予定していたアップデートが遅れることと、2月6日に確定申告の書式を備えたアップデートを行う旨のメールが届いています。

確定申告直前までの取引から気付くことも多い

たとえ1カ月でも2018年の残高が合わせられないということは結構困りものです。

確定申告はまだ行わなくても、1月、2月と入力を進めることで「これは2017年分の取引なので未収または未払の仕訳を計上しなければならないな」とか「この取引は2017年には計上していたかな?計上もれがないかもう一度確認してみよう」などと気付くことがあるものです。

素人の考えですが、PC版と同じ次年度更新の機能を付けて残高を反映させること自体は難しくないと思いますが、どうなんでしょうか?
2019年に向けて、ぜひ弥生には対応してもらいたいポイントです。