e-taxソフト(WEB版)から源泉所得税納付書を作成していみる

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

源泉所得税納期の特例の時期、ということで引き続き源泉所得税の話題です。

今回は源泉所得税が発生するほどの給与は支払っていないので「納付額がゼロになる」という方向けです。
そのような方はパソコンの操作だけで全ての手続きが完了するので、ぜひe-taxからの源泉所得税の申告にチャレンジしてみてください。

まずは利用条件を設定します

e-taxのHPへ行き、「e-taxソフト(WEB版)」を選択。


電子申告の利用者識別番号をお持ちの場合は「ログイン」へ。

※これがないとe-tax関係はすべて使用することができません。

利用者識別番号と暗証番号を入力して「ログイン」。


「申告・申請・納税」をクリック。


新規作成から「操作に進む」をクリック。

徴収高計算書を提出する、から「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」をクリック。


「代理送信」は私たち税理士がお客様に代わって代理で申告する際に選択する項目です。
なので、ご自身の申告を行う場合は「3.本人送信」を選択して「次へ」をクリックします。

提出先税務署等は、通常利用者情報で登録した都道府県と提出先税務署があらかじめ表示されます。
変更がなければそのまま「次へ」をクリック。

紙の納付書に記載する場合と同じ内容を入力

さあ、ようやく納付書の作成です。
納付書の正式名称は「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」といいます。

まずは「納期等の区分」です。
今回なら通常は「平成30年1月」から「平成30年6月」ですね。
ちなみに(自)は起点を(至)は終点や到達点を表します。

次に作成する区分は使用するものだけチェックを入れておきます。
全部チェックを入れても構いませんが、チェックを入れた分は必ず入力を求められるため、手間を減らすためにも必要な分だけにしておきましょう。

さきほど選択した区分の入力です。
「支払年月日」は1~6月の間で、最初に支払った日付と最後に支払った日付を入力します。

なお、実際の支払日だと土日祝の影響などもあって確認が手間であるため、私の場合は「支給予定日」を入力しています
正しくはありませんが、特に問題にもならない箇所のはずです・・・?
※「賞与」「役員賞与」は実際の支給日を入力しましょう。これは決算賞与や事前確定届出給与といった、税務上論点となりやすいものに関係するためです。

左下の「所得税徴収高計算書用紙の送付の要否」は、「要」にチェックを入れると年末に税務署から送られてくる年末調整関係書類に納付書が同封されます。
用紙が余っている方や紙での納付をやめられる方は「否」にチェックを入れましょう。


入力内容の確認です。
紙の納付書とほぼ同じですね。
この画面は再表示できないので、印刷するかPDFなどで保存しておきましょう。
問題なければ「次へ」をクリック。

送信前の確認です。
電子署名は不要です。
ここで「送信」をクリックすると最後の確認が行われます。

これが最後の確認です。
もちろん「はい」をクリック。


送信が完了しました!

この画面は「即時通知」と呼ばれるものです。
電子申告に共通の手順なのですが、電子申告を行うとまず「即時通知」が表示され、何も問題なければ次に「受信通知」が届きます。

で、この即時通知について「~印刷又は保存を行ってください~」とあるのですが、私は即時通知は原則として印刷していません
というのもエラーが生じていればエラー情報にその旨が表示されますし、エラーがなければ受信通知がほぼタイムラグなしで届くので、保存するだけ無駄になるんですよね~。

というわけですぐに「受信通知の確認」をクリックします。

 

受信通知は大事です。
この画面は印刷するかPDFで保存し、先ほどの納付書イメージの分と一緒に保管しておきましょう。

納付額はゼロのはずなので、これで源泉所得税の電子申告は完了です。
お疲れ様でした!

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