こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。
毎年のことですが、嵐のような確定申告がようやく終わりました〜!
資料が2月中はあまり集まらず、3月に集中したため、植田会計事務所の確定申告は実質的に2週間程度だったことになります・・・(汗)
ようやく終わってひと休憩、と行きたいところですが、その前にやることが2つあります。
1.どのような思考回路で判断したかのメモ
決算書や申告書を作成する際、必ず「判断」に悩む箇所が出てきます。
「この経費は月に20日は使用する車のものなので事業供用割合は66.6%、切りがいいところで70%としておくか・・・」とか「支払手数料には外注の経費を計上しているので、金額が小さい振込手数料は雑費に入れておこう」など、正解がないために「判断」をしなければならない場面です。
そのときは自分で合理的な判断をしたつもりですが、1年も経つと同じ状況でもまた違った判断をしてしまうことがあります。
年によって判断が異なるようでは、そもそもの判断が正しかったのか疑問になりますよね?
また、毎年同じ箇所で同じように悩むことは時間の無駄でもあります。
そんなことにならないように、判断の基礎となった思考回路をメモで残しておきましょう。
メモを作成することは面倒ですが、次回以降はメモを確認するだけで悩むことなく決算書の作成を進めることができます。
メモは手書きでも良いですし、パソコンのメモ帳に記録しておいても良いでしょう。
この思考回路のメモは記憶が新しいうちに作成しておかないと思い出せなくなります。
一言でも良いので、迷った箇所の判断について、思考回路のメモを残すようにしましょう。
2.次のイベントに向けた自分へのメッセージ
確定申告後、次に来るイベントの自分に対するメッセージです。
例えば今年は所得が減ると分かっている場合は、カレンダーやパソコンのディスプレイなど目につく所に「7/1予定納税の減額申請準備、7/15期限」とメモを残しておきます。
今年から消費税の課税事業者になる場合は確定申告のファイルなどに「期首の棚卸資産の消費税は控除できるので忘れないように!」とメモを貼っておきます。
確定申告が終わった直後は「この後◯カ月後に重要な届出を出さないといけないな!絶対忘れないぞ!」と思っていても、しばらく確定申告関係の作業から遠ざかるとスコーン!と忘れてしまうものです。
特に、私のように自分の記憶力を疑っている方は確定申告時の記憶が残っているうちに「自分へのメッセージ」を残してみてください。
きっと「あのときの自分、よくやった!」と思うことがあるはずです。