月別アーカイブ: 2018年2月

Windows7でICカードリーダーを認識できないトラブルに遭遇

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

最近はほとんどの申告で電子申告が可能となっています。
植田会計事務所でも申告は当然電子申告で行なっているのですが、そうなると避けられないのがパソコンに関連したトラブルです。
今回はICカードリーダーに関連するトラブルでした。

ICカードリーダーが認識されない!

いつものように法人の申告書を作成してから電子申告のソフトで書名を行おうとすると「ICカードリーダーを認識できませんでした」とのメッセージが出ました。
一時的なものと思いましたが何度やっても同じメッセージが出るだけです。

ウェブで調べてみると、数日前から同様のトラブルがWindows7パソコンで発生していたようです。
それらの情報をもとに、まずは原因とされているアップデートのプログラムを削除。
するとトラブルは解消し、無事申告は完了しました。

ところが、帰り際にパソコンをシャットダウンすると画面に「更新プログラムを構成しています」の文字が。
嫌な予感がします・・・。

次の日、別の法人の電子申告を行うために署名をしようとすると、また「ICカードを認識できませんでした」とのメッセージが出てくるではありませんか!

しかも、今回は原因とされるプログラムを探しても見つかりません。

対処法は意外と簡単

私の事務所で使っているカードリーダーはNTTコミュニケーションズの製品です。
何かこのトラブルについて言及があるのではないかと期待して、NTTコミュニケーションズのサイトを覗いてみると・・・。

ありました!

根本的な解決にはなりませんが、その方法は簡単です。
なんと、再起動するだけ

ただし、しばらくするとまたカードリーダーを認識しなくなるようです。
面倒くさいな〜とは思いますが、申告できないよりはマシです。
方法も簡単なので、とりあえずはこの再起動で乗り切り、修正プログラムの提供を待つことにしました。

再起動が必要になるのでデータのバックアップをお忘れなく!

それにしても、この「カードリーダーを認識しない」というトラブルは、Windows7パソコンを使用して電子申告をされる方全員に起こるトラブルです。
特にWEB版をご利用の方はバックアップを取らずにウィンドウを閉じると、作成したデータが全て消えてしまうことになります。
苦労して作成したデータが消えないように、こまめにバックアップをとることをお忘れなく。

それにしても、本当に申告期限間際でのパソコントラブルは心臓に悪いものがありますね・・・。

【追記】2018.3.10
上記トラブルについて、修正プログラムがリリースされました。
日本税理士会連合会:税理士の方へのお知らせ
リンク先<【重要】(追記2)Windows7でICカードが正常に動作しない件について>を参考にアップデートしてください。
再起動が必要になるので、他のプログラムは終了させておいた方が良いです。

逆瀬川アピアの確定申告相談会場、今年はパソコンコーナーに従事しました

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

毎年、確定申告の無料相談会に従事しております!

平成29年分の確定申告がスタートして9日が経過しましたが、皆様の申告は終わりましたか?

毎年この時期になると我々税理士は地域の確定申告無料相談会場へ派遣され、皆様の申告のお手伝いをしています。
税理士というと事業を行なっている方たちにしか縁がない職業と見られがちですが、医療費控除やふるさと納税を行った皆様の申告をお手伝いすることも重要な業務です。

特に私の事務所がある宝塚市は、近畿圏でも有数の申告件数を抱える西宮税務署の管轄にあります。
少しでも皆様の申告が早く終わらせられるよう、税理士と税務署職員が協力して確定申告に対応しているのです。

今年から税理士が対応するパソコンコーナーが登場

私の事務所は宝塚なので、毎年派遣先は逆瀬川にあるアピア会場になります。
今年から税理士も専用のパソコンコーナーが用意されており、さっそく初日から従事しました。

税理士のパソコンコーナーに来られる方は基本的に自力で入力出来る方を前提としているため、最初は「去年まで混雑していたパソコンコーナーに税理士がついてサポートすれば、かなりスムーズに申告が終わるのでは?」と考えていたのですが、現実は甘くありません。

入力はできても「全般的にどこに入力すべきか分からない方」が圧倒的に多いのです!
なのでひっきりなしに呼ばれ続けることになり、来場者の方はかなり待たされる羽目に・・・。

E- taxもだいぶ使いやすくなったと税理士目線では思っていましたが、個人が気軽に申告を終わらせるにはまだまだクリアすべき課題が多いようです。

資料を忘れるとかなりの時間をロス!訪問前の再確認をお忘れなく

さて、当日多かった資料忘れを記しておきますので、来場される方は参考にしてください。

「E-taxのパスワード忘れ」
利用者番号はハガキが届きますし、会場でも調べることができるので大丈夫なのですが、肝心のパスワードを忘れている方の多いこと。
おそらく9割超の方がお忘れだったような。
なお、パスワードを忘れても申告することはできますが、住所や生年月日などをまた一から入力する必要があるのでご注意ください。

「扶養家族のマイナンバーが分からない」
これも頻出で、申告者ご自身の分だけで良いと思われている方が多いようです。
こちらも入力しなくても申告できます。
しかしマイナンバーの入力は義務となっていますので、忘れることのないように。

従業員が5人前後の事業では「やよいの給与明細」が使いやすい

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

重要なのに敬遠されがちな給与計算

従業員を雇われた経営者にとって、給与計算は間違えることのできない繊細な事務であるにもかかわらず、税金や社会保険の知識が必要となるため、本業の後回しにされやすい厄介な存在でもあります。

従業員が家族だけなら適当な計算でも文句が出たときに対応すれば良いかもしれません。
しかし、その感覚のまま家族外の人を従業員として雇い、給与を計算してしまうと大きなトラブルに発展することがあります。

また、従業員としては自分の会社に「家族手当」や「住宅手当」などが用意されており、長く働ける場所であるか気になるところです。
しかし、規模の小さな企業では、こうした手当の有無は経営者の頭の中のみに存在することも多々あり、直接質問しづらい環境となっています。

給与ソフトは設定が最大の難関

そこで活用したいのが「給与ソフト」です。
給与ソフトを使用すれば、計算を間違えることはまずありません。
また、給与明細に「家族手当」や「住宅手当」などの項目をあらかじめ印字しておけば「あなたの将来のことまで考えていますよ」という従業員へのメッセージにもなります。
(印字しているのに支給するつもりはないなら逆効果になりますが・・・)

便利な給与ソフトですが、やはり最初の設定でつまずく人が多いのも事実です。
社会保険や税金の知識を必要とする設定がありますからね・・・。

難しい作業は専門家に任すべき

そこで、植田会計事務所では給与ソフトの設定などは会計事務所へ任せてしまうことをお勧めします!
最初の設定さえできれば、後は月々の支給額を入れるだけなのでそこは会計事務所に頼る必要がありません。
また、年一回の大イベント「年末調整」も会計事務所へ任せてしまいましょう。
従業員の還付額にかかわることですし、扶養控除申告書のチェックや源泉徴収票の発行もきちんと行ってもらえるはずです。

「やよいの給与明細オンライン」は少人数の給与計算に力を発揮する

それではどんな給与ソフトがあるのでしょうか?
お勧めは弥生株式会社の「やよいの給与明細オンライン」です。
シンプルな画面で使いやすく、社会保険の料率改定があっても自動でアップデートされます。
また、気になる料金も最初の2カ月が無料で、その後は月450円又は月1,200円でご利用いただけます。
ただし年末調整の機能はないので、そこは会計事務所へご依頼ください。

なお、植田会計事務所にご依頼いただいた場合、無料の期間が14カ月となりますので、とりあえず14カ月試してみてはいかがでしょうか?
14カ月後に継続されなくても解約金等は一切発生しません。
前回の年末調整でしんどい思いをされた方は、ぜひ一度「やよいの給与明細オンライン」をお試しください。

やよいの青色申告オンラインで残高が翌年に反映されず焦る・・・

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

やよいの青色申告オンラインで残高が合わない!

昨年、2017年の途中から事務所の経理を全て「やよいの青色申告オンライン」に移行している植田会計事務所です。
2018年も同様にスマホからの経理を行い、先日久しぶりにPCからログインして1月分の不足仕訳を入力しようとしました。

が、ここで問題発生!
「残高がまったく合っていない・・・?」
どこで入力を間違えたのか調べようとしたとき、前年からの繰越残高がおかしいことに気付きます。
そう、年末の現金や預金、売掛金の残高が反映されていないのです!

前年からの残高を反映するには弥生のアップデートを待たなければならない

弥生会計PC版の場合、年度を更新すると自動的に残高が翌年に反映されます。
その後、前年の取引を訂正・追加・削除した場合でも「次年度更新」を選択すれば、訂正等した後の残高が翌年に反映されるのです。

そのため、私はPC版と同じような感覚で2017年分の入力を終え、2018年分を入力していたのです。
しかし、やよいの青色申告オンラインでは、残高を翌年に反映させるには2017年の「確定申告」の処理を終わらせなければならないのです。

こういう場合は「とりあえず」確定申告の処理を適当に終わらせて残高を2018年に反映させ、後から正確な確定申告の処理を行う方が効率的です。

ところがここでも罠(?)が!
2018年1月末の時点では、まだ弥生側で2017年分確定申告の準備ができておらず、とりあえずの確定申告すらできないのです!
弥生からは、1月下旬に予定していたアップデートが遅れることと、2月6日に確定申告の書式を備えたアップデートを行う旨のメールが届いています。

確定申告直前までの取引から気付くことも多い

たとえ1カ月でも2018年の残高が合わせられないということは結構困りものです。

確定申告はまだ行わなくても、1月、2月と入力を進めることで「これは2017年分の取引なので未収または未払の仕訳を計上しなければならないな」とか「この取引は2017年には計上していたかな?計上もれがないかもう一度確認してみよう」などと気付くことがあるものです。

素人の考えですが、PC版と同じ次年度更新の機能を付けて残高を反映させること自体は難しくないと思いますが、どうなんでしょうか?
2019年に向けて、ぜひ弥生には対応してもらいたいポイントです。