57 中小企業再生支援セミナー参加で改めて思う税理士の役割

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

企業再生の「ホンネ」を聞きにセミナーに参加しました

世の中の税理士事務所がすっかり確定申告モードになっている2月後半、植田会計事務所はあえて中小企業再生支援協議会が主催する中小企業再生支援セミナーに参加しました。

久しぶりに参加する認定支援機関としてのセミナー・・・。
目的は中小企業支援を実行されている方のパネルディスカッションです。
というのも、どうしても個人では認定支援機関の情報が不足しがちになるんですよね〜。
公的な情報は、当然中小企業庁のHPなどを見れば分かるのです。
しかし、本当に知りたい情報って、あまりおおっぴらに発信しにくいものが多いような気がします(^^;)
そこで、セミナーで行われるパネルディスカッションなら多少の本音が交わされるのではないかと期待しての参加です。

経験者の語る言葉は重みが違いました・・・

期待していたパネルディスカッションではありませんが、基調講演として話された弁護士N先生のお話はとても心に響きました。
特段新しいことを話されていたわけではありませんが、数多くの中小企業再生案件に携われた先生の言葉は、その重みが違うように感じられます。
また、税理士は中小企業に対しもっと積極的に関与していくよう提言されており、中小企業の支援にはやはり税理士の役割が重要なのだと再確認できました。

パネルディスカッションは期待と違う方向へ・・・

さて、肝心のパネルディスカッションは弁護士の先生、某地方銀行の執行役員、大手会計ベンダーの会長、そして中小企業再生協議会顧問の4人で行われます。
個人的には某地方銀行の執行役員の方のお話に興味があったのですが、そこまで突っ込んだ内容は話されませんでした。
逆に税理士でもある大手会計ベンダーの会長は「おいおい、そんなこと言っちゃって大丈夫かい?」的な発言が多く、なんだか税理士の印象が悪くなったような気が・・・(^_^;)
自社のアピールも凄かったです・・・)

税理士に求められる役割は「静」から「動」へ

結果としてあまり有用な発言が出てくることはなく、期待していた収穫はありませんでした。
しかし、税理士に求められる役割が「静」から「動」へ、「顧客が来るのを待つ専門家」から「積極的にサポートを提供する専門家」へ変わりつつあることは確かです。

植田会計事務所が従来から行ってきた「決算予想」と「キャッシュフロー予想」の情報提供は、まさにこの「積極的にサポートを提供する専門家」がとるべきサービスと考えております。
これからも中小企業は当然とし、個人事業主、小規模企業の経営を「積極的に」サポートできる事務所であろうと改めて思う、今回のセミナーでした。

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