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確定申告後にやっておくべき2つのこと

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

毎年のことですが、嵐のような確定申告がようやく終わりました〜!
資料が2月中はあまり集まらず、3月に集中したため、植田会計事務所の確定申告は実質的に2週間程度だったことになります・・・(汗)

ようやく終わってひと休憩、と行きたいところですが、その前にやることが2つあります。

1.どのような思考回路で判断したかのメモ

決算書や申告書を作成する際、必ず「判断」に悩む箇所が出てきます。

「この経費は月に20日は使用する車のものなので事業供用割合は66.6%、切りがいいところで70%としておくか・・・」とか「支払手数料には外注の経費を計上しているので、金額が小さい振込手数料は雑費に入れておこう」など、正解がないために「判断」をしなければならない場面です。

そのときは自分で合理的な判断をしたつもりですが、1年も経つと同じ状況でもまた違った判断をしてしまうことがあります。

年によって判断が異なるようでは、そもそもの判断が正しかったのか疑問になりますよね?
また、毎年同じ箇所で同じように悩むことは時間の無駄でもあります。

そんなことにならないように、判断の基礎となった思考回路をメモで残しておきましょう。
メモを作成することは面倒ですが、次回以降はメモを確認するだけで悩むことなく決算書の作成を進めることができます。

メモは手書きでも良いですし、パソコンのメモ帳に記録しておいても良いでしょう。

この思考回路のメモは記憶が新しいうちに作成しておかないと思い出せなくなります。

一言でも良いので、迷った箇所の判断について、思考回路のメモを残すようにしましょう。

2.次のイベントに向けた自分へのメッセージ

確定申告後、次に来るイベントの自分に対するメッセージです。

例えば今年は所得が減ると分かっている場合は、カレンダーやパソコンのディスプレイなど目につく所に「7/1予定納税の減額申請準備、7/15期限」とメモを残しておきます。

今年から消費税の課税事業者になる場合は確定申告のファイルなどに「期首の棚卸資産の消費税は控除できるので忘れないように!」とメモを貼っておきます。

確定申告が終わった直後は「この後◯カ月後に重要な届出を出さないといけないな!絶対忘れないぞ!」と思っていても、しばらく確定申告関係の作業から遠ざかるとスコーン!と忘れてしまうものです。

特に、私のように自分の記憶力を疑っている方は確定申告時の記憶が残っているうちに「自分へのメッセージ」を残してみてください。
きっと「あのときの自分、よくやった!」と思うことがあるはずです。

ふるさと納税の明細は1件ずつ記載しないといけないの?

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

先日、確定申告相談会に従事した記事を投稿しましたが、その相談会で今年も多かったのが「ふるさと納税」です。

ご存知、ふるさと納税は県や市の地方自治体に行う寄付をいい、寄付をすると大抵の場合「お礼の品」がもらえます。

また、限度額はありますが寄付した金額から2,000円を超える部分が所得から控除されるので、上手くやれば2,000円の負担で各地の名産品をもらうことができるのです。

私もふるさと納税は行なっていますし、お客様にも「絶対に得」なのでおすすめしています。

ふるさと納税は明細の入力が手間でした

そんなふるさと納税ですが、確定申告の際は少し手間がかかります。
というのも、WEB版E- taxなど電子申告を行う際は1回の寄付ごとに寄付先の「名称」「所在地」「寄付した日」「金額」など最大6項目を入力しなければならないのです。 だいたい皆さん1万円の寄付を3〜10件されているので、入力だけで結構な時間がかかります。
国税庁:寄付金控除の入力編(P3参照)

WEB版E- taxは寄付先の自治体を選択すると自動的に所在地も出てきますが、植田会計事務所が使用する税務ソフトでは出てこないので全部手打ちなんですよね・・・。

そんなわけでふるさと納税はおすすめだけど手間がかかると思いながら冒頭の確定申告相談会に従事していると、税務署の方から「ふるさと納税の件数が多い場合は合計額の入力で結構です」との話が出るではないですか!

「なんでい!なんでい!相談会だけ特別扱いなのかい!?」なんて思いながら「もしや?」と調べてみると・・・、ありました!

寄付先はまとめて入力OKです!

国税庁:寄付の件数が多い場合(おおむね3件以上)の入力について

ふるさと納税以外の寄付がある場合は注意しなければいけませんが、3件以上寄付先があるときはまとめてもOKとなっています。

リンク先にもあるように、まとめるときはどれか1件の寄付先を入力し、名称と所在地の最後に「ほか」とつけて、金額は合計額を入力するだけです。

先ほども述べましたが、ふるさと納税される方はだいたい3件以上されています。
なので、ほとんどの方は記載をまとめることができるようになりました!
これで今年も心置きなくふるさと納税をおすすめできます。

スマホを使えば家計簿も苦にならない!?

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

今回はつけられそうでつけられない、「家計簿」についてのお話です。

なぜ税理士が家計簿?とは思わないでください!
個人事業主や小規模企業の経営者にとって家計簿をつけることは、事業の帳簿をつけることと同じくらい大事なことなんです。

なぜお金が足らないのか?その原因は事業以外にあるのかも

帳簿では利益が出ているのに、実際にはお金が足らない・・・。
そう感じている方は多いと思います。
私がそのようなご相談を受けた場合、まずは事業の帳簿を見せていただき原因を探します。
ところが、まれに事業が好調なのに「お金が足らない!」という方もいらっしゃるのです。
そんなときは家計の中身をお聞きします。

皆さんはご家庭の食費、医療費、日用品費などが毎月いくらかかっているか把握していますか?
確定申告している方なら医療費や保険料は大体把握しているかもしれません。
しかし、食費や日用品費、水道光熱費は集計してみると想像以上に増えるものなのです。

そう、事業が好調なのにお金が足らない原因は、家計にあることも多いのです!

経営者の財布は事業資金と運命共同体

経理のマニュアル本などでは「事業のお金」を「個人のお金」と区別し、事業用の財布を用意して金銭出納帳をつけましょう!などと書かれていますが、皆さんそんなことされてますか?

ほとんどの方が事業と個人のお金を区別せず、支払ったり受け取ったりしているはずです。
帳簿上では事業の支払いを立て替えたり、法人からお金を返してもらったりとなりますが、実態としては「どんぶり勘定」ですよね?

そのため、事業の帳簿だけでなく、家計の帳簿「家計簿」をつけることがお金を管理する上で大事なんです。

スマホでつける家計簿は、今までの家計簿とは別物の存在に

しかし、「帳簿は苦手だが仕事なので頑張ってつけている」という方も、家計簿となるとどうにも億劫になりますよね?
私も同じです。

そんな私ですがスマホを使用することで、とうとう家計簿を続けられるようになりました!
私が使用しているものは、マネーフォワードが提供している家計簿アプリです!
https://moneyforward.com/s

ノートやパソコンで家計簿をつけている場合、いちいち家計簿のために筆記具を出したり電源を入れたりと「準備」が必要になりますが、スマホアプリならスキマ時間にサッと入力できます。
このアプリを使うようになってからは、領収書が出ない自販機での支出ももれなく入力できるようになりました。

また、抵抗があるかもしれませんが、銀行口座とクレジットカードの連携を試してみてください。
きっと予想以上に家計簿が楽になりますし、常に口座の残高やクレジットカードの次回支払額が確認できて非常に便利です。

今までの家計簿は「頑張って」つけるものでした。
しかし、スマホでつける家計簿は登録が簡単で結果がすぐに反映されるため、つけていて「楽しい」ものになります。
スマホの家計簿は今までの家計簿とはまったく別物の存在ですね。

お金が足らないとお悩みの方もそうでない方も、スマホで家計簿をつけて、家計に問題がないか調べてみてください!

また、事業やその家計に不安があるようでしたら、植田会計事務所にご相談ください。
皆様と一緒に解決できるよう頑張らせていただきます。

Windows7でICカードリーダーを認識できないトラブルに遭遇

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

最近はほとんどの申告で電子申告が可能となっています。
植田会計事務所でも申告は当然電子申告で行なっているのですが、そうなると避けられないのがパソコンに関連したトラブルです。
今回はICカードリーダーに関連するトラブルでした。

ICカードリーダーが認識されない!

いつものように法人の申告書を作成してから電子申告のソフトで書名を行おうとすると「ICカードリーダーを認識できませんでした」とのメッセージが出ました。
一時的なものと思いましたが何度やっても同じメッセージが出るだけです。

ウェブで調べてみると、数日前から同様のトラブルがWindows7パソコンで発生していたようです。
それらの情報をもとに、まずは原因とされているアップデートのプログラムを削除。
するとトラブルは解消し、無事申告は完了しました。

ところが、帰り際にパソコンをシャットダウンすると画面に「更新プログラムを構成しています」の文字が。
嫌な予感がします・・・。

次の日、別の法人の電子申告を行うために署名をしようとすると、また「ICカードを認識できませんでした」とのメッセージが出てくるではありませんか!

しかも、今回は原因とされるプログラムを探しても見つかりません。

対処法は意外と簡単

私の事務所で使っているカードリーダーはNTTコミュニケーションズの製品です。
何かこのトラブルについて言及があるのではないかと期待して、NTTコミュニケーションズのサイトを覗いてみると・・・。

ありました!

根本的な解決にはなりませんが、その方法は簡単です。
なんと、再起動するだけ

ただし、しばらくするとまたカードリーダーを認識しなくなるようです。
面倒くさいな〜とは思いますが、申告できないよりはマシです。
方法も簡単なので、とりあえずはこの再起動で乗り切り、修正プログラムの提供を待つことにしました。

再起動が必要になるのでデータのバックアップをお忘れなく!

それにしても、この「カードリーダーを認識しない」というトラブルは、Windows7パソコンを使用して電子申告をされる方全員に起こるトラブルです。
特にWEB版をご利用の方はバックアップを取らずにウィンドウを閉じると、作成したデータが全て消えてしまうことになります。
苦労して作成したデータが消えないように、こまめにバックアップをとることをお忘れなく。

それにしても、本当に申告期限間際でのパソコントラブルは心臓に悪いものがありますね・・・。

【追記】2018.3.10
上記トラブルについて、修正プログラムがリリースされました。
日本税理士会連合会:税理士の方へのお知らせ
リンク先<【重要】(追記2)Windows7でICカードが正常に動作しない件について>を参考にアップデートしてください。
再起動が必要になるので、他のプログラムは終了させておいた方が良いです。

逆瀬川アピアの確定申告相談会場、今年はパソコンコーナーに従事しました

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

毎年、確定申告の無料相談会に従事しております!

平成29年分の確定申告がスタートして9日が経過しましたが、皆様の申告は終わりましたか?

毎年この時期になると我々税理士は地域の確定申告無料相談会場へ派遣され、皆様の申告のお手伝いをしています。
税理士というと事業を行なっている方たちにしか縁がない職業と見られがちですが、医療費控除やふるさと納税を行った皆様の申告をお手伝いすることも重要な業務です。

特に私の事務所がある宝塚市は、近畿圏でも有数の申告件数を抱える西宮税務署の管轄にあります。
少しでも皆様の申告が早く終わらせられるよう、税理士と税務署職員が協力して確定申告に対応しているのです。

今年から税理士が対応するパソコンコーナーが登場

私の事務所は宝塚なので、毎年派遣先は逆瀬川にあるアピア会場になります。
今年から税理士も専用のパソコンコーナーが用意されており、さっそく初日から従事しました。

税理士のパソコンコーナーに来られる方は基本的に自力で入力出来る方を前提としているため、最初は「去年まで混雑していたパソコンコーナーに税理士がついてサポートすれば、かなりスムーズに申告が終わるのでは?」と考えていたのですが、現実は甘くありません。

入力はできても「全般的にどこに入力すべきか分からない方」が圧倒的に多いのです!
なのでひっきりなしに呼ばれ続けることになり、来場者の方はかなり待たされる羽目に・・・。

E- taxもだいぶ使いやすくなったと税理士目線では思っていましたが、個人が気軽に申告を終わらせるにはまだまだクリアすべき課題が多いようです。

資料を忘れるとかなりの時間をロス!訪問前の再確認をお忘れなく

さて、当日多かった資料忘れを記しておきますので、来場される方は参考にしてください。

「E-taxのパスワード忘れ」
利用者番号はハガキが届きますし、会場でも調べることができるので大丈夫なのですが、肝心のパスワードを忘れている方の多いこと。
おそらく9割超の方がお忘れだったような。
なお、パスワードを忘れても申告することはできますが、住所や生年月日などをまた一から入力する必要があるのでご注意ください。

「扶養家族のマイナンバーが分からない」
これも頻出で、申告者ご自身の分だけで良いと思われている方が多いようです。
こちらも入力しなくても申告できます。
しかしマイナンバーの入力は義務となっていますので、忘れることのないように。

従業員が5人前後の事業では「やよいの給与明細」が使いやすい

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

重要なのに敬遠されがちな給与計算

従業員を雇われた経営者にとって、給与計算は間違えることのできない繊細な事務であるにもかかわらず、税金や社会保険の知識が必要となるため、本業の後回しにされやすい厄介な存在でもあります。

従業員が家族だけなら適当な計算でも文句が出たときに対応すれば良いかもしれません。
しかし、その感覚のまま家族外の人を従業員として雇い、給与を計算してしまうと大きなトラブルに発展することがあります。

また、従業員としては自分の会社に「家族手当」や「住宅手当」などが用意されており、長く働ける場所であるか気になるところです。
しかし、規模の小さな企業では、こうした手当の有無は経営者の頭の中のみに存在することも多々あり、直接質問しづらい環境となっています。

給与ソフトは設定が最大の難関

そこで活用したいのが「給与ソフト」です。
給与ソフトを使用すれば、計算を間違えることはまずありません。
また、給与明細に「家族手当」や「住宅手当」などの項目をあらかじめ印字しておけば「あなたの将来のことまで考えていますよ」という従業員へのメッセージにもなります。
(印字しているのに支給するつもりはないなら逆効果になりますが・・・)

便利な給与ソフトですが、やはり最初の設定でつまずく人が多いのも事実です。
社会保険や税金の知識を必要とする設定がありますからね・・・。

難しい作業は専門家に任すべき

そこで、植田会計事務所では給与ソフトの設定などは会計事務所へ任せてしまうことをお勧めします!
最初の設定さえできれば、後は月々の支給額を入れるだけなのでそこは会計事務所に頼る必要がありません。
また、年一回の大イベント「年末調整」も会計事務所へ任せてしまいましょう。
従業員の還付額にかかわることですし、扶養控除申告書のチェックや源泉徴収票の発行もきちんと行ってもらえるはずです。

「やよいの給与明細オンライン」は少人数の給与計算に力を発揮する

それではどんな給与ソフトがあるのでしょうか?
お勧めは弥生株式会社の「やよいの給与明細オンライン」です。
シンプルな画面で使いやすく、社会保険の料率改定があっても自動でアップデートされます。
また、気になる料金も最初の2カ月が無料で、その後は月450円又は月1,200円でご利用いただけます。
ただし年末調整の機能はないので、そこは会計事務所へご依頼ください。

なお、植田会計事務所にご依頼いただいた場合、無料の期間が14カ月となりますので、とりあえず14カ月試してみてはいかがでしょうか?
14カ月後に継続されなくても解約金等は一切発生しません。
前回の年末調整でしんどい思いをされた方は、ぜひ一度「やよいの給与明細オンライン」をお試しください。

やよいの青色申告オンラインで残高が翌年に反映されず焦る・・・

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

やよいの青色申告オンラインで残高が合わない!

昨年、2017年の途中から事務所の経理を全て「やよいの青色申告オンライン」に移行している植田会計事務所です。
2018年も同様にスマホからの経理を行い、先日久しぶりにPCからログインして1月分の不足仕訳を入力しようとしました。

が、ここで問題発生!
「残高がまったく合っていない・・・?」
どこで入力を間違えたのか調べようとしたとき、前年からの繰越残高がおかしいことに気付きます。
そう、年末の現金や預金、売掛金の残高が反映されていないのです!

前年からの残高を反映するには弥生のアップデートを待たなければならない

弥生会計PC版の場合、年度を更新すると自動的に残高が翌年に反映されます。
その後、前年の取引を訂正・追加・削除した場合でも「次年度更新」を選択すれば、訂正等した後の残高が翌年に反映されるのです。

そのため、私はPC版と同じような感覚で2017年分の入力を終え、2018年分を入力していたのです。
しかし、やよいの青色申告オンラインでは、残高を翌年に反映させるには2017年の「確定申告」の処理を終わらせなければならないのです。

こういう場合は「とりあえず」確定申告の処理を適当に終わらせて残高を2018年に反映させ、後から正確な確定申告の処理を行う方が効率的です。

ところがここでも罠(?)が!
2018年1月末の時点では、まだ弥生側で2017年分確定申告の準備ができておらず、とりあえずの確定申告すらできないのです!
弥生からは、1月下旬に予定していたアップデートが遅れることと、2月6日に確定申告の書式を備えたアップデートを行う旨のメールが届いています。

確定申告直前までの取引から気付くことも多い

たとえ1カ月でも2018年の残高が合わせられないということは結構困りものです。

確定申告はまだ行わなくても、1月、2月と入力を進めることで「これは2017年分の取引なので未収または未払の仕訳を計上しなければならないな」とか「この取引は2017年には計上していたかな?計上もれがないかもう一度確認してみよう」などと気付くことがあるものです。

素人の考えですが、PC版と同じ次年度更新の機能を付けて残高を反映させること自体は難しくないと思いますが、どうなんでしょうか?
2019年に向けて、ぜひ弥生には対応してもらいたいポイントです。

e-taxソフトで法定調書を作成し、マイナンバーを表示しない方法

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

事業者の義務である法定調書の提出は毎年1月末まで!

事業者が年明け早々に行わなければならない経理業務の一つに「法定調書の提出」があります。
e-taxソフトを使用して法定調書を作成されている方も多いと思いますが、作成する上で手間がかかる項目が「マイナンバーの入力」です。

事業者が個人である場合はもちろん、支払調書の対象となった個人についてもマイナンバーを「取得」し、「本人確認」をし、使用したマイナンバーが外部にもれないよう「適切に管理」する必要があります。

意外と困るのが、送信してそのまま控用に法定調書を印刷すると、合計表や源泉徴収票、支払調書にはっきりとマイナンバーが印字してあることです。
もちろん鍵のかかるロッカーなどにしっかりと保管しておけば問題ないのですが、できれば最初から控えには印字されていない方が良いですよね?

マイナンバーはなるべく印刷しない、保管しない

マイナンバーが印字されていない法定調書を印刷する方法は簡単です。
送信が完了したら「メッセージボックス」から送信が完了したことを知らせるメールを開きます。
そのメール、「メール詳細」を開くと、下部ウィンドウに「ダウンロード」というボタンがクリック可能になっているのでクリックします。

 

txt形式のファイルがダウンロード可能となっているので、適当な場所にダウンロードします。
通常は「e-tax利用者ファイル」という場所が最初に出てくるはずなので、私はそこへダウンロードしています。

ファイルのダウンロードが完了したらメニューボタン「作成」から「申告・申請等」をクリック。
ウィンドウ下部の新規作成の右にある「組み込み」をクリックし、「参照」ボタンから先ほどダウンロードしたファイルを選択します。
ファイルの名称は適当に付けますが、私なら後から見ても分かるように「平成〇〇年分法定調書」などと付けます。

名称を付けて「OK」をクリックすると今まで作成した申告・申請等一覧の中に組み込んだファイルが追加され、「状態」の項目が「組み込み」となっています。

組み込んだファイルを開いてみると、個人のマイナンバーは全て非表示になっているので、こちらを印刷して保管すれば漏洩の心配はありませんね。

マイナンバーの適切な取扱い・保管は個人事業者、小規模企業に関係なく、全ての事業者の義務となっています。
罰則も規定されているので、不必要なマイナンバーの印刷や保管は避けるようにしてください。

以上、法定調書のマイナンバーを表示しない方法でした。

青色決算書で使用すべき勘定科目とは?

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

誰もが一度は迷う勘定科目の選択

今回は確定申告の話です。
もうすぐ2017年、平成29年分の確定申告がスタートしますが、皆さんは青色決算書の勘定科目として、何種類くらいの勘定科目を使用されていますか?

私が見る限り、最初からある勘定科目のみで処理されている方もいれば、ご自身で必要な勘定科目を作成して処理されている方など、ひとりひとり異なる方法を採用されています。

人によって方法が異なる原因は、勘定科目の選択について決まったルールが存在していないためだと考えられます。

例えば「銀行振り込み時の手数料」。
使用する勘定科目は「支払手数料」であったり、「雑費」であったり、または「仕入」や「消耗品費」など振り込む元となった勘定科目に含めてしまうなど様々です。
どれを使用しても不正解、ということはありませんが、経理を楽にしたい方には抑えておいていただきたいポイントがあります。

勘定科目の数はできるだけ少なく

経理を楽にするためのポイント。
それは「勘定科目の数を少なくする」ことです。
「な〜んだ、そんなことか」「あたりまえ」なんて思わないでください(汗)
経理に時間がかかって困る!という方の青色決算書を拝見すると、「こんなに分けなくていいのに」というくらい勘定科目が細かく設定しているケースが多いのです。

中には車関係の事業ではないのに、「車両修繕費」「車両消耗品費」「車両諸費」など、かなり細分化されている方も・・・。

では具体的にどの程度まで勘定科目の数を少なくできるのか、消費税の免税事業者を前提に考えてみましょう。

まず、収入の勘定科目は必要なので「売上高」は使用します。
「その他の収入」や「雑収入」も売上高で統一し、売上の返品や値引も売上から直接マイナスして、全て売上高で処理します。

次に売上原価関係。
棚卸がある事業なら「期首商品棚卸高」と「仕入高」、「期末商品棚卸高」は必要です。
仕入の返品や値引は仕入から直接マイナスして、全て仕入高で処理します。

経費は「租税公課」「旅費交通費」「消耗品費」「通信費」「水道光熱費」「給与手当」「地代家賃」「支払利息割引料」「減価償却費」くらいには分けておき、それ以外は全て「雑費」で処理します。
なお、人によって使用する勘定科目は分かれますが、「ガソリン代」や「車検代」は消耗品費、「携帯電話料」「切手・郵便・宅配便」は通信費、「振り込み手数料」「税理士等士業への報酬」は雑費で処理します。

さらに経費のうち「金額の合計が数千円しかない支出」は重要性が低いと考えられるため、雑費に含めて処理します。
「金額が少なく、支出回数が年に1〜2回」という支出も同様です。
そうすることで、翌年からは「この支出はわざわざ勘定科目を設定する支出ではないな」と判断できるようになります。

しかし、摘要はしっかりと

勘定科目の数は少なくする方が経理が楽になりますが、摘要はしっかりと記載するようにします。
ここでいう「しっかり」とは「詳細に」という意味ではなく、「後から見て内容が分かるように」ということです。

「消耗品費500円」では何の支出か分かりませんが、「消耗品費500円 ガソリン代」と処理しておけば領収書を見なくても内容が分かりますよね?

エクセルや会計ソフトを使って処理する場合は、あらかじめよく使用する摘要を登録しておくと、より処理が楽になります。

経理は楽に行うことが重要ですが、後から見返して内容が分からないようでは、経営分析にも税務調査にも役に立ちません。
勘定科目は少なくしつつも、二度手間にならないよう、摘要の記載は工夫しましょう。

忙しい事業主ほどダイレクト納付は使用すべき!

こんにちは!外注せずにご自身で経理を行いたい方をサポートする宝塚の会計事務所、「じぶんで経理」植田会計事務所です。

毎年のことですが、世間ではインフルエンザが大流行していますね。
私も12月に予防接種を受けていたのですが、見事にA型に感染してしまいました。
あまり高熱を出さない体質なのですが、今回は39~40度で安定してしまい、眠ることもできません。
フラフラになりながら近所の病院へ行き、処方されたタミフルを服用すると次の日にはあっさり平熱に戻りました。
タミフル様様です。

税金は期限内に納付できるかが重要

さて、インフルエンザで休みましたが、税金の納期は待ってくれません。
特に1月は、10日に「年末調整の過不足を加えた源泉所得税の納期」、20日(今年は22日)に「年末調整の過不足を加えた源泉所得税下半期(7~12月分)の納期の特例の納期」があります。

通常なら「預かった源泉所得税を納付するだけ」なので計算はすぐに終わりますが、年末調整が絡むと資料が全部そろってから計算する必要があるため、あっという間に期限が迫ってきます。

植田会計事務所のお客様でもなかなか資料がそろわず、ギリギリになんとか資料が間に合った!という方もいらっしゃいます。
しかし、期限ギリギリで資料をいただいた場合、年末調整の結果が「納付ゼロ」なら良いのですが、「納付額が出たとき」は問題があります。
納付額が出た場合、植田会計事務所で納付書を作成するのですが、その納付書をお届けしている間に銀行窓口が閉まってしまうことがあるのです。

植田会計事務所のご近所のお客様なら間に合うよう、直接お届けすることもできますが、遠距離のお客様もおりますので、その場合は郵送でお届けすることになります。
これでは「計算は間に合ったけど、納付は間に合わなかった」となりかねません。

源泉所得税のペナルティは結構厳しい

源泉所得税の納付が「1日でも」間に合わなかった場合は、ペナルティとして「不納付加算税」と「延滞税」が課されます。

不納付加算税は納付すべき源泉所得税額の10%です。
ただし、計算した不納付加算税が5,000円未満の場合、過去1年間期限通り納付が行われており今回も1カ月以内に納付されている場合などは納付を免除されます。

延滞税は納付が遅れた期間に対応する利息のような税金です。
平成30年では納期限から最初の2カ月間は年2.6%、それを過ぎると年8.9%が納付すべき源泉所得税額に課されます。
なお、計算された延滞税が1,000円未満の場合は納付を免除されます。

さらに、納期の特例を受けている事業主に「滞納」や「著しい納付遅延」がある場合は、納期の特例が取り消されることもあるのでご注意ください。

e-Taxを利用される方はダイレクト納付も申し込んでおいて損はしません!

忙しくて銀行窓口へ行く時間がない!という方は、ぜひダイレクト納付を申し込みましょう。
ダイレクト納付なら電子申告した税金について、そのまま指定した口座から納付を行うことができます。

資料がそろうのがギリギリで今から銀行へ行っても間に合わない!という場合も、「今すぐ納付」を選べば銀行にもよりますが業務時間外でも即座に納付が完了し、とても便利です。

ダイレクト納付の手続きは下記のリンクを参照してください。

ダイレクト納付手続マニュアル

ダイレクト納付は申し込んでも使用するかどうか、電子申告の都度選択することができるため、e-Taxをご利用されている方はダイレクト納付も申し込んでおいて損はありません!

ダイレクト納付は申し込んでから承認されるまで約一カ月かかるので、確定申告の納付に使用される方は今すぐにお申し込みください。